イチローの凄さのほんの一部分

まず初めに、私はイチローが大好きです。イチローが大好きでイチローが批判されるのは嫌いです。

イチローさん本人はなんとも思っていないんでしょうが、、。

ということで、今日はイチロー選手の凄さを少しだけ解説しようと思います。(以下イチロー選手呼び)

皆さんもイチロー選手がすごい事は十分理解していると思うし、今更彼の功績を挙げたところでキリがないのでそういうことはしません。

ただ今日言いたいのは、最近のOPSの過剰信仰で、イチロー選手を過小評価しようとしている人達に向けた反論です。まあイチロー選手が凄いのは攻撃面だけでなく高い守備力も兼ね備えている所なんですが、バッターとしてもメジャーリーグでも超一流なんですよね。ただ、最近は「四球を拒否してヒットをセコセコ稼いだだけ」といった趣旨でイチロー選手を貶すような人もいるんです。私はイチロー選手が大好きで、そういう奴らが許せないので、そいつらにイチロー選手の凄さをわからせてやろうという意図の記事です。

さてここからが本題ですが、イチロー選手のMLB通算OPSは.757と、平凡な数字に見えます。

これは困りました。確かにイチロー選手は積極的に打っていくタイプで四球は多くない為、OPSが伸びにくい事は否めません。しかし、彼の価値はヒットを打って終わりでない所です。つまり走塁ですね。

走塁面を評価するのは非常に難しくて、例えばランナー2塁からシングルヒットでホームインしたランナーを評価するのは非常に難しいです。ランナーが鈍足であればしばしば3塁ストップになってしまいますが、イチロー選手ほどの足であればだいたいは帰れるでしょう。

しかし、こういう走力の差を表す指標はあまり一般化していないんですね。「得点」で見れば良いじゃないかという意見もありそうですが、得点は後のバッターに左右されがちなので、正確に反映出来ているかと言うとそうじゃないんじゃないかと思っています。

しかし、走塁面で唯一わかりやすいものがありますね。そう、盗塁です。

イチロー選手は、MLB通算で509盗塁、117盗塁死を記録しています。

今回私は、この数字をなんとかOPSに反映出来ないかと考え、ある方法を思いつきました。

「通算塁打に509を足して、通算凡退数に117を足せばいいんじゃないか」

509盗塁117盗塁死というのはつまり、イチロー選手は自力で509回進塁し、117回アウトを増やしているという事です。

分かりやすく言うなら、2塁打を打って盗塁したらそれは3塁打と考え、シングルヒットを打って盗塁失敗したら凡退と考えるという事です。

この計算方法で出した新たな出塁率長打率が次の通りです。

出塁率改=0.343878697

長打率改=0.453291 

つまりOPS改≒0.797

これでOPSがほぼ0.800になりました。イチロー選手の走塁能力的には普通のヒットでも多分平均のランナーよりずっと進塁してるはずなので0.830くらいいってもおかしくは無いと思いますがね、、。

しかし、とにかくこれでピート・ローズの通算OPSの0.784は抜きました。ピート・ローズと言えば通算安打数などで何かとイチローと比較される存在ですからね。まあここでピート・ローズOPSも盗塁数込の値にしないといけないことに気づいたのですが、彼は198盗塁149盗塁死なので大して変わらないでしょう。とか言うとテキトーなブロガーだと思われそうなので頑張って計算しました。(それにしてもピート・ローズのスタッツ色々えぐいな、、)

過程は省きますが、ピート・ローズ

OPS改=0.789

でした。あぶねー。

とにかくこれで一応この計算式上は

ピート・ローズイチロー

が成り立ちました。

まあ2人とも大打者であることに異論はありませんし、賭博などでダーティなイメージのあるピート・ローズですが、個人的にはリスペクトしています。

伊達に4000本打ってないですよ彼も。

 

長くなりましたが、今日はイチロー選手の攻撃面での価値を少しでもわかって欲しくて書きました。

この計算式にどこまで整合性があるかはわかりませんが、すぐ計算できる割には盗塁を評価できてわかりやすいかなとは思います。

イチロー選手の凄さは他にもたくさんあるのでとても語りきれませんが今後もちょくちょく書いていこうと思います。

長文最後までお読み頂きありがとうございました。

また、次回の記事もよろしくお願い致します。